投資においてマインドセットが重要なのは言うまでもないと思います。株式相場で44年間一度も飛ばしていない北野会長の投資マインドをまとめました。
①「おまえらはまだ分からんだろうが、金(カネ)が単なる数字に見えるようになったら勝ち。」
株はマネーゲームと割り切った方がいいですね。熱くならず、淡々とエントリーとイグジットを繰り返す。これだけです。
②「拳銃でも玉がなければ勝てないやろ」
おっしゃる通りです。玉(資金)があればあるほど強い。玉の量、本当大事だと思います。玉がなければ勝てませんので、無理は禁物ですね。
③「白波は永遠だから焦らずにゆっくり斬ればいい」
株価は永遠に上がったり下がったりしているということです。永遠に上がり続けることもないし、下り続けることもない。買い建て現物株で、白波をゆっくり斬っていきましょう。
④「おちょこでどれだけすくうかや。」
小さい勝ちを積み重ねることの重要性ですね。小さくても勝ちを積み重ねることでマインドというか意識が勝ち組になってきますし、金額も「塵も積もれば山となる」です。コツコツ5千円でも1年間(200日として)で100万円です。
⑤「陸(安全な場所で)ですくぅえや危険水域までいってすくってはダメや」
これが一番難しいかもしれません。深追いは禁物です。安全な場所と危険水域の判断を値ごろ感でやっていると、必ず痛い目にあいますね。
⑥「金の未練は凄まじい。人魚に掴まれたら終わり。相場が終わったら飛んでイスタンブール」
欲深い人は奈落の底に連れて行かれます。深追いするなってことですね。追証(ロスカット)になったら終わりです。
⑦「女より金の未練の方が比べ物にならないくらい大きい。」
女よりも金を追いかけちゃうんですね。本当に深追いは気を付けましょう。
⑧「未練残すな、金(カネ)残せ。」
本当に名言です。北野会長、本当にありがとうございます。これができていないから勝てない投資家さんは多いと思います。僕もこの名言を教わるまでは、全然利確できませんでした。確かに未練残る時もあります。しかし、欲を出して利確しなかった時はだいたい戻っちゃいますね。利確しなかった未練が残ります。
⑨「損切りしだしたら終わり。なぜなら損切りは庶民の癖だから。」
損切りしだして金無くなって、また損切りする。負のループですね。損切りしてると僕はなぜか負け組マインドになっていきます。元々損切りが苦手だったので、「居合抜き」を学べたことは本当に大きいです。
⑩「毎日のランチ代をその日その日で斬っていく。金持ちは永遠に損切りしないから、いつも必ず+(プラス)。」
小さく斬っていっても、損切りしなければ、勝ちです。
⑪「怖くて買えない時こそ笠切りや!」
怖くて買えない時、怖くて眠れない時、少しでも笠切り入れておけば、少しは安心ですね。保険(ヘッジ)です。
⑫「前のめり過ぎず、後ろのめり過ぎず、真っ直ぐ立て!」
メンタルですね。瞑想とかいいと思います。勝ち組投資家さんで瞑想している人多いです。砂糖取りすぎてたら、多分ダメですね。
最後に。まとめ
「居合抜きは必ず使わない滞留資金・余剰資金にてのみ行う。生活のための金(カネ)をぶちこまない。 ビジネス・投資で儲けた、国への支払い(税金)、銀行への支払い(利子返済)、仕入元やサービス代行会社への支払、従業員やパートナーへの支払い、自分と家族のための生活費・・・これらを確保した上で、余っている金(カネ)で行う。経営管理をしっかり、どんなに儲けるのが得意なビジネスマンでも、この支払の順番=経営管理ができないと必ず倒産する。」資金管理ができない人は生き残れないってことです。
これらは僕も全てを理解できているいるわけではありません。45年相場で闘ってこられた北野会長マインドですから、1年や2年では到底理解できないと思います。ただ相場をやっているうちに徐々にこれらマインドの凄さ・重みが分かってきます。
僕が特に感銘を受けたのが、「未練残すな!金残せ!」です。本当に名言ですね。会長・孔明さんに感謝です。利確しないから勝てない。利確しないから塩漬く。本当にそう思います。