73642216 - audit wealth investment finance economy concept

トレード日記

ドル円と日経の非連動性

投稿日:

本日の日経終値は19,909円(ー75円)で引けています。現在のドル円は110円台前半で上昇して推移しています。ドル円時間足の18時足で一目雲上限を突破しています。

通常ならば「買い圧力が高まる」と想定出来ますが、今回は違う状況です。それは、

  • 直近「中期的ドル安圧力」によって売り込まれていたドル
  • 直近買われていたユーロ

が、今夜のECB理事会、英選挙、前FBI長官議会証言→6/14FOMC→6/16日銀会合とイベントを目前に「利益確定の反対売買」が入っている状況と判断した方が合理的です。

つまり、「中期的方向性は変わらないけどイベントで反対に持っていかれたら痛いので丁度良い所で利益確定した」「イベント通過後ドル円が上昇すればまた売り直せば良い(ユーロが下落すればまた買い直せば良い)」という思惑で説明が付くと思います。

従って、本日のECB理事会までの値動きは今後あまり参考になりません。ECB理事会の結果と、その後の値動きによって「相場の強弱」が現れるを待つのみです。

ドル円と日経の連動性

6/6、本日東京時間に関しては、ドル円が80銭ほど売られたのに対し、日経は-180円安と「ドル円と日経」は連動しています。6/6から連動性が見受けられる展開になってきました。

  • 6/6 ドル円80銭円高→日経-180円安(連動)
  • 6/7 ドル円変わらず→日経-20円安(連動)
  • 6/8 ドル円変わらず→日経+20円高(連動)

となっており、引き続き直近連動性が見られてきています。

ポジション戦略

枚数カットの可能性ですが、ドル円の値動きをみると「中期的ドル安圧力」は間違いなく大きく掛かっています。この事からもやはり「急落」の場面がいつ訪れても全く不思議ではありません。

6/8-6/16までの日米欧中央銀行会合では、サプライズになった場合(現在の相場のテーマ=ドル安圧力に直結する為)大きな値幅が出る可能性があります。

上昇した場合はこのままHOLD、下落した場合はその値幅次第で一部返済を視野に入れておきます。

ドル円から見る適正株価

ドル円は年初から117.48→109.63(-7.85円)日経は年初から19070円→19970円(+900円)と大きく乖離しています。

6/6の様な連動性で年初からのドル円と日経を計算してみると、

→80銭で180円幅(連動)

→年初からのドル円の下落幅7.85円で日経を計算すると1766円幅

→日経年初19070円-1766円幅=17300円

が日経の現在の適正株価となります。

実体経済と比較すると「世界株価史上最高値」という超絶の好景気はほぼ誰も実感していない事からも、(単純計算ですが)これだけ日経が歪められているという事になります。

値幅から見ても恐らく「未曾有の官製相場の影響」とみて間違いないでしょう。

6月の重要イベント

6/8 ECB理事会→テーパリングについて言及あるか?

6/14 FOMC→利上げペースが年3回なのか?4回なのか?と年内バランスシート縮小の規模?

6/16 日銀政策決定会合→実質国債買い入れ額はテーパリング状態→テーパリングについて言及あるか?

がありますので、それをキッカケに大きな動きが出そうです。

中央銀行会合で結果を予測しても投資戦略に生かす事は出来ないので意味がありません。それでトレードするのは単なるギャンブルです。

重要なのは結果発表後の値動きで、その場面で相場の息吹を最も感じる事が出来ます。

現在の相場のテーマ=ドル高の進行具合とその巻き戻し時期に直結する注目3材料の数字

  1. 【IMM通貨先物円ポジション】
  2. 【ドルインデックス】
  3. 【海外投資家投資主体別売買動向】

以上3指標の数字の推移から、

  • 外資短期筋は「円ショート返済」サイクルに突入している
  • ドルインデックスチャートは完全に下落トレンドでありサポートをブレイクしたので、今後より下落圧力は高まってくる
  • 中期的ドル下落圧力が顕在化した状況・IMMポジション推移から、想定通り円ショート6万枚で戻り高値を形成し、「円ショート返済」の流れに再突入した
  • 但し、ドル円も値ごろ感的にはかなり安い水準にきているので、一服の可能性を視野に入れておく
  • 【本格的に下落トレンドになっていく3条件】が揃えば完全に売り優勢
  1. ドルインデックスがヘッドアンドショルダーの完成→98ポイントを割れ(5/18達成)
  2. IMM通貨先物円ショートポジション2/28-50017枚(一番底)割れ(4/4達成)
  3. NYダウ節目の2万ドル割れ

ドル円と日経との非連動について

ドル円と比べて日経はチャート形状もまだ悪形にはなっていませんし、高値圏で推移しています。なぜ「ドル円と日経との連動性」が薄くなっているのか?

ですが、基本的に日本市場を動かしている主体は海外投資家である事は間違いありません。そしてその前提が崩れない限りは、ドル円と日経は連動してきます。

もっと深く掘り下げると、日本は世界で最も多くの対外資産を持つ純債権国ですし、日本の対外純資産は14年末時点で366兆円と24年連続で世界一となっています。

ですから、リスクオフの場面になるとそれを担保に世界の投資資金が円に集まり円高が発生し、日経とドル円が連動する仕組みなのです。

連動しないバイアスが掛かっている現状のような展開の場合、それは「オーバーシュート」である事が多く、過去その「オーバーシュート」は程なくして修正されてきました。

今回はその「オーバーシュート」が半年続いているのですから極めて長いですが、結果修正されてくると見ています。

NYダウの強さと今後について

その「ドル円と日経との非連動」の主原因であるNYダウがこの状況で買われている事が極めて不自然です。

NYダウ、日経の好調の理由は全くわかりませんが、消去法で考えられるのが、日銀、GPIF、FRBが国内外で買っている分オーバーシュートし、更にその流れに無条件で乗っかっている主体の買いによって「オーバーシュート」が形成されているというものです。

このような要因でマクロに逆行して上昇しているのならば、いつまでも買い続ける事は出来ない事から確実に修正される「オーバーシュート」と断定できます。

その米国に目を向けてみると、

1)継続して掛かる中期的ドル安圧力恐らく米国が今後数年に渡って「利上げサイクル」を維持出来るかと言えば、難しいと思われます。どこかで利上げサイクルを中断するか、もしくは中止するかの流れになると思われます。その根拠は、利上げサイクル中にもかかわらず「中期的ドル安圧力」が継続して掛かっているからです。本来ならば「利上げサイクル序盤」では「ドル高圧力」が掛かってきて然るべき場面ですが、その序盤に「中期的ドル安圧力」が掛かっているという事は、「米国が順調に利上げサイクルをこなしていけるのか?の先行き見通し」に疑念を抱いている大きな主体がいると合理的判断する事が出来ます。

2)FRBバランスシート縮小

更に先日発表された5月のFOMC会合議事録を見てみると、FRBは4兆5000億ドル規模の当局のバランスシートを緩やかに縮小させる計画を支持していました。本来ならこれだけでも急落要因です。

3)米国債長期金利の下落更に米国債利回りは、昨年12月から短期長期スプレッドはどんどん下がってきて先週に更に大きく下がりました。中味は長期が下落している動きですので、将来の想定インフレが下落してきている事を意味しています。つまりトランプ政策に対して期待度が落ちてきている、もしくは危険度が増してきている事を意味しています。それと連動して(もしくはその後)起こる事は当然NYダウ急落の動きとなります。上記の3要因からも、NYダウの上昇が如何に不自然かが分かると思います。

-トレード日記

Copyright© サラリーマンセミリタイア投資戦略 , 2017 AllRights Reserved.